食品関係の工場の除害施設の排水
除害施設?
殆どの方は、そんな感じになられますが
普通の工場排水処理施設と同じ物と考えてもらって結構です。
下水道にそのまま流すと下水道法の規制を超える排水を出す事業所や、規制を超える排水を出す可能性がある事業所に設置されているのが『 除害施設 』と言われるものです。
当社は大型浄化槽や工場排水などと同じように除害施設の管理はします。
食品関係の排水は難易度が高いと敬遠される管理会社が多く、排水不良になって困っておられる会社も多いのが実情です。
ここの食品工場は油分が多く、またBOD・T-N・T-Pのバランスが悪く管理の難易度が高いので管理を避けるのが一般的。
実際、他の管理会社もお手上げになり当社に話が来ました。
油の処理なんて・・・と言われていた問題ばかりの除害施設が写真のようになりました。
オイル瓶と呼ばれているガラス瓶(右から1と3番目)が透明で分かりやすいと思います。
真っ白なのは、ほとんど油分です。
写真のように透明に変化(右から2本が原水・左から2本は処理水)
それ程、難しくは無いのです。
教科書に頼り、理屈に凝り固まってしまうとバクテリアの能力を引き出せる事も出来ないのです。
教科書はバクテリアが元気な状態を標準として、管理方法や計算式を導き出しています。
元気の無いバクテリアに教科書の管理方法等を持ち出しても失敗するのは当たり前
本来管理する人間は医者で無くてはならないのです。
ただ最近の医者に多い薬を出して終わりと同じような管理者も増えてきています。